非常識とは思うけれど
新型インフルエンザが世界的流行するかもしれないというのに
実感として伝わってこないせいか。状況が小松左京「復活の日」に似ているなぁと
ぼんやり思っている。
角川映画として公開されたのはずいぶんと前で、
何回かテレビで放送されて物語はある程度わかってはいたものの
映画の公開から30年近く経ってから原作小説を読んだのだけれど
今と違う時代の小説とはいえ、感染症が世界的規模に広がっていくさまは
いま広がりつつある新型インフルエンザの脅威となんら代わることはない。
ただ、新型インフルエンザは初期症状のころに適切な治療を受ければ
死亡する確率が低いらしいので、小説に登場する死亡率99・99%という細菌兵器
MM-88菌よりはまだましかもしれない。
ワクチン製造に欠かせないニワトリも全滅していないし。
ただ、感染~発症の率から言うとSF史上最悪なのは
星野之宣「ブルーシティ」に登場したG細菌であろうと思う。
MM-88菌でさえ人類を絶滅に近く追い込むまで1年近くかかっているのに対し
G細菌はそれを上回る速度で実験海底都市ブルーシティの住民以外の人類に感染
最終手段であるオゾン層破壊による人類の自殺という選択をさせたのだから。
あくまでもフィクションであるので、今流行しつつある新型インフルエンザが
人類を絶滅の危機に瀕するまで追い込むとは思えないけれど
本当にそうならないで欲しいと願うばかり。
犠牲者の方々に哀悼の意を表し、罹患した方々の1日も早い回復を願うばかり。
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