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2005年8月26日 (金)

【映画】CASSHERN

ときおり参考に訪れる「みんなのシネマレビュー」でもかなり点数の低い作品。
なるべく前評判を気にしないように見てみたが、シーンごとの映像の作りは
さすがプロモーションビデオ監督出身だけあって、なかなかのもの。
しかし、全体としてみたときにはくどすぎる。
元となったアニメ「新造人間キャシャーン」に対する
オマージュも何も感じられなかった。ひたすら退屈する映画である。
アニメ版と同じヘルメットが劇中に登場したが、新造人間の急襲に破壊されてしまう。
おそらく監督の紀里谷氏はこのシーンを挿入することで
元になったアニメとの決別を表現したかったのだろうか?
「これはあの『キャシャーン』ではない。『CASSHERN』だ」と。
大量のロボット兵器(アンドロ軍団ではない)との最初の戦闘シーンも
優雅さはまったくなく、力任せに暴れているだけにしか見えなかった。
もっとも戦闘シーンに優雅さを求めるのはスジ違いかもしれないけど。

アニメの主題歌の歌詞
「ひびけキャシャーン、たたけキャシャーン、くだけキャシャーン」
になぞらえれば
「(心に)ひびかないCASSERN、(感情の扉を)たたかないCASSERN、(アニメの呪縛を)くだかないCASSERN」であろう。
この映画は監督のパートナーである宇多田ヒカルのために作った長編PVではないだろうか?

気に入らない点としては兵士がかぶっていたヘルメット。
なんでナチスドイツ軍式のヘルメットなんだ?
劇中で行われている軍隊の蛮行は、ナチスに通じるものはあったにせよ
蛮行=ナチスドイツ式ヘルメットというのは
あまりにもステロタイプだと思う。

さて、評価。
今回、早朝にWOWOWで放送されたものを
ビデオに3倍速で録画し鑑賞。
劇場に足を運んだ方には申し訳ないけど。
DVD購入としての評価だとσ(^_^;は「中古でもいらない。」
宇多田ヒカルの長編プロモーション映画として購入するのなら
中古で安く購入されることを勧めたい。

おまけ。
「CASSHERN」を見たあとで
かの悪評高き「デビルマン」を見ると
この映画がかなりまともに作ってあることだけは確認できるらしい。
宇多田本人は劇中に登場しませんけど。

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